岸本食堂のブログ 公式

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卒啄同時

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昔はずっと、一つのお店で人も変わらず、もちろん自分も変わらず、お客様に成長させられながら、料理や飲料は季節の変化で飽きさせず、店の雰囲気はいつも「おかえり」と落ち着ける変わらぬ安心感を与え続けていくのが理想だった。今でも頭の片隅には入れてある。ただこれは一つのお店だけ見れば・・・
組織で考えたときには、 新たに入ってくる新人の教育、その子達が成長してからのポジションだったり、途中でリタイアしていく者の引き続きや、新店オープン・・・人は常に変わっていってしまう。いいか?悪いか?○か×か答えはない。
ただ、自分にしてみればいままでの経験は、おそらく一つの店での経験よりも遥かに充実したものだったことは確かだ。
そう思えるようになれた、考え方って言うのが、「人事」=お金じゃ買えない、今までの視野を大きく持たせてくれるchance。だと考えてきたからだと思う。
少なくとも、今までの各シーンで、自分が抜けるときは、後継者にはそう伝えてきた。
ある人は、人事を「部屋の空気の入れ換え」とか「献血のようなもの」と 例える人もいる。要は色々とがchanceなわけだ!(自分のやる気次第でね)誰でも変化は怖いし、変わらないのはある意味安心だ。けど、そこに閃きや行動の早さが鈍くなるのは確かにあると思う。

そろそろ、また次への世代交代かな・・・。
時が来るそのギリギリまで、準備をし天命を待つとしよう。