12月5日にあった【おおごとなんよ!広島の酒応援📣オンラインイベント】
初めての体験でしたが無事に終わり、参加して下さった方々も優しく、ありがとうございました!
時間などの関係上、5つの蔵に泣く泣くしぼり、3つのカテゴリー歴史・原料・造りに分けて紹介しました。
もう一度振り返りたい方や、都合上参加できなかった方の為に、ブログで各蔵をまとめていきますので、もしよかったら見直してみて下さい。
【蔵の紹介&合わせた料理】
①西條鶴&焼きみかんと水切りヨーグルト
②朝光&どぶサムゲタン
④瑞冠&梅麻婆茄子
⑤龍勢&チョコとスパイス
ブログにて順次あげていきます。
①【西條鶴&焼きみかんと水切りヨーグルト】
まずは西条が酒処となった歴史を辿ります。
現在7つの酒蔵が存在する
日本三大酒処の1つ西条は、江戸時代宿場町として栄えていました。当時、米は貴重であったため、1軒の蔵元のみが酒を醸していました。広島で300年以上の1番歴史の古い白牡丹です。
酒の町として知られる西条が今の形になったのは明治に入っての事なので酒蔵の中では歴史は浅い方で、町の有志たちが中心となり今でいうベンチャーのような感じで始まりました。
酒処となり町が発展した要因の1つにそれまで海運中心から、鉄道が開通し、物流が大きく変わった事にあります。
町を発展させていくために鉄道を町の中まで引っぱってきた話は有名です。
また、酒造りには欠かせない仕込み水も大きく影響しています。
北側にある龍王山に降った雪や雨が約15年かけ地中を通り抜ける間に酒造りに適したミネラルを含んだ仕込み水となります。
これは、水の研究の先生方も解明出来ていない奇跡な水とのことです。
西条駅前に酒蔵が集中しているのは、
不思議な事に酒蔵のあるエリアのみしか、
この酒造りに水が適した湧き出ないためです。
西條鶴は、地名の西條とめでたい鶴を合わせ命名し、1904年に創業。
創業より使っている酒蔵、母屋等は、2016年3月に国の「登録有形文化財」に指定されています。
(蔵内にある登録有形文化財の土壁)
現在3年計画で次の時代に繋ぐための改修の最中です。
(改修工事で徐々に蔵も綺麗になってます)
その際かつて使用していた木桶を近くの蔵、賀茂鶴に協力してもらい修繕を行いました。木桶仕込みの酒もいずれ仕込むとの事。楽しみです!
(仕込みの出番を待つ木桶)
酒質としては、
広島らしい、端麗旨口。
丸い酸が特徴の6号酵母を主に使用し、
広がるふくよかな旨みとキレを大切に。
広島風土の食材に合う旨みのあるお酒をイメージ。
そんな西條鶴のお酒に今回合わせてみたのは…
焼きみかんと水切りヨーグルトです。
みかんを皮ごと焼くことで、皮も食べられ、皮の渋味や焦げた苦味がプラスされ、お酒のアテへと変化します。
そして、水切りヨーグルトでコクも足され、西條鶴の丸い酸味とよく合います。
(広島の大長みかんを使いました)
最後に仕込みでお忙しい中、取材に協力して頂いた西條鶴さん、ありがとうございます!!
次回は【朝光&どぶサムゲタン】